日々のこと

前はちょっとしたこと書いてました。今はもっぱらTwitter( https://www.twitter.com/imamurad )です。

オオカミ少年にならないために・・・

むかしむかし、牧場ではたらく男の子がいました。
この男の子はいたずら好きで、
暇ができると「オオカミが出た」「オオカミが出た」と
町中で叫び、それを聞いて驚く人々を笑っていました。


あるとき、男の子が牧場で働いていると、
ほんとうにオオカミがやってきたのです。


男の子は「オオカミが出た」「オオカミが出た」と
町中で叫びました。
しかし、町の人は、
「またいってるよ」といって取り合ってくれませんでした。
「本当なんだ」といってもだれも信じてくれません。
結局牧場の動物はみんな食べられてしまいました。


「日頃嘘をつくと、本当のことでもだれも信じてくれなくなります」
という教訓童話ですね。


さて、私の会社では災害時に緊急安否確認メールというものがとどき
そこで個人の安否を会社で確認するというシステムのテスト運用をしております。
今月もまた、安否確認テストがあるという知らせがきておりました。
ここのところ頻度が上がってきています。
私のなかではすでに「オオカミ少年」と化しています。
癖をつけるというお題目があるようですが、正直緊急性を感じなくなります。


これまでの実験運用を受ける側として見る限り、
東京でメールを発信することを想定しているようですが、
東京でインフラがだめになったらどうするのでしょうか。?
そもそも誰が権限を持ち、どのような状況で機能を動かすのかをマニュアル化しているのでしょうか?
そのマニュアルは広く公開されているのでしょうか?


よく言われるPDCAサイクルとは
P→PLAN(計画)
D→DO(実施)
C→CHECK(点検・評価)
A→ACT(処置・改善)
ですから、まず計画をきちんと立てた上で実行し、点検の上、不具合があるところを
改善するのが基本です。


しかしながら、現在のやり方は、考えているのかもしれなくても
どのような計画をたて、実施しているかを開示していないため
(自分たちだけが知っていても、実際に行動する人間が知らなかったら動きませんよ)
場当たり的に実験をしているようにしか見えず、なんか癪にさわるのです。
その日会社に来ている人が対応しろといわれても、どうすればいいかを教育していないと
誰も対処できないでしょう?


いい加減な実験のまま「オオカミ少年」と同じになっちゃうよ!
外のコンサル入れろとはいいませんが、きちんと事業継続、リスクマネジメント
について真剣に考えて行動すべきではないでしょうか>担当者の方